あなたの禁煙応援します
たばこを初めてすった時に、めまいがしたり、冷汗がでたり、動悸がしたり、吐きそうになったり、顔色が真っ青になって、気分が悪くなったりしませんでしたか? これはニコチンの中毒症状です。たばこの葉を燃やして煙を吸い込むと、ニコチンが肺から全身に吸収されて、体内のあちこちへ送られてゆきます。ニコチンは殺虫剤としても使えるような強力な毒薬ですが、たばこを繰り返してすって練習を重ねているうちに、身体がなれてニコチンを早く分解するようになってしまいます。こうなると、たばこをすっても気分が悪くなることもなく、強い刺激を与えてくれるたばこを求めるようになります。
たばこの習慣は不思議なもので、ある人は簡単にやめますが、なかなかやめられないで困っている人も少なくありません。たばこをやめられない人は、意志が弱い人といわれることもありました。しかし最近ではたばこは単なるくせや習慣ではなく、ニコチンの依存性と心理的な依存性が大きいということが解ってきました。つまりニコチンが体の中にないと、脳や神経が正常に働かないようになってしまっているのです。たばこに強く依存している人は、朝、目がさめると、先ずたばこに火をつけます。このような人は心理的にも依存していることが多いので、たばこを切らしてしまうと不安になって、たとえ嵐でも、夜中でも買いに行きます。
さて、このような人が急にたばこをやめると、大抵の場合、不愉快な離脱症状が出てきます。これは身体がニコチンを求める症状ですが、たばこを吸いたいという欲望や、イライラ感、眠気などがたばこを止めて3日目頃に強く出てきます。
たばこを止めたいと思っても踏み出せない方、何回も禁煙に失敗した経験のある方には、この症状がつらいのであきらめている場合が多いようです。禁煙クリニックでは,ニコチン貼り薬やニコチンガムを使った新しい禁煙法を提案しています。このニコチン貼り薬を使うと、ずっと楽にたばこを止めることができます。試してみませんか?
当クリニックでは、初診の方には、どのぐらいたばこに依存しているか、吐く息のなかの一酸化炭素ガス濃度を測定します。さらに吸いたくなったときの対処法やニコチンガムやニコチンパッチの使用方法を30分間かけて詳しく説明します。
御希望の方は完全予約制ですので、総合診療部窓口で予約をお願いします。診療時間は金曜日午後14時分から16時までです。 これらの診察は健康保険の適応になっております。(平成18年6月より)
どんな治療をするの?
- 治療前の問診・診療
- 禁煙治療のための条件の確認
- 初回診療〜5回目(4週間後)
-
- 診察
- 呼気一酸化炭素濃度の測定
- 禁煙実行、継続に向けてのアドバイス
- ニコチン製剤の処方
3割負担の場合費用はいくらぐらいかかるの?
※使用する薬剤の量や期間によって、費用は変ります
※他の検査を追加した場合、費用は変ります。
- 初回診療
- 初診料810円+ニコチン依存症管理料690円+処方料200円+薬剤費1070円 (ニコチネルTTS 30を7枚として)計2770円
- 2回目
- 再診料210円+ニコチン依存症管理料550円+処方料200円+薬剤費1920円 (ニコチネルTTS 30を14枚として) 計2880円
- 3回目
- 再診料210円+ニコチン依存症管理料550円+処方料200円+ 薬剤費(ニコチネルTTS20を14枚1800円、TTS10を14枚1720円) 計4480円
- 4回目
- 再診料210円+ニコチン依存症管理料550+処方料200円+薬剤費1720円(TTS10を14枚処方がある場合) 計2680円
- 5回目
- 再診料210円ニコチン依存症管理料540円 +処方料200円+薬剤費1720円(TTS10を14枚処方がある場合) 計2670円
あなたの禁煙応援します。
禁煙クリニック担当 総合診療部:柳生久永
Sさんの禁煙
Sさんは70歳の男の方です。当院の呼吸器内科外来にCOPDという肺の病気で通院されています。肺の病気なのでたばこが悪いことはわかっていましたが、やめられませんでした。 担当医から禁煙クリニックを受診してみることをすすめられました。 Sさんは35歳から喫煙を開始されました。キャスターマイルドを自宅、勤務先、車内で一日10から20本程度嗜まれている。 これまでに禁煙は試みて2年間は成功したが、その後断念していました。 Sさんは朝起床すると30分以内にタバコに手が行きました。風邪でせきが出ていてもタバコを吸い、禁煙場所ではタバコを我慢しているのがつらい、朝起き抜けのタバコが一番うまいと感じていました。吐く息のなかの一酸化炭素ガスは5ppm(正常は1)とすこし増加しており、タバコの影響がみられました。 禁煙を実行する意欲を明確に表明されましたので、ニコチン貼り薬30を用いた治療法を5月31日から開始しました。またタバコが吸いたくなったときに行う対処法も合わせて説明致しました。 6月28日に2回目の受診をされ、完全に禁煙できたこと、こんなに楽ならもっと前からしていれば良かった、最近はすこし口寂しいとおっしゃっていました。せきやたんはやや少なくなったとのことでした。 タバコの禁断症状も副作用もいっさいなく、あいませんでした。しかし、この時期に一本でも吸ってしまうと前の状態にもどる可能性があることを御説明しました。 そしてニコチンの貼り薬を20そして10に減らすことにしました。 7月26日に3回目の受診をされました。無理なくやめられました。貼り薬も要りませんとのことでした。副作用も禁断症状も一切無く、極めて順調な禁煙でした。 今も一切タバコと縁を切って、快適な生活を送っておられます。
ヘルプ